NFT×ファッションの最前線とは?

NFT

NFTの世界にしばらく身を置いていれば、「現実世界の商品」というマイルストーンを含むロードマップを次々と目にしてきたことでしょう。

ほとんどの場合、これはプロジェクトがデザインしたファッション関連の商品シリーズを指し、NFTのリリース後にホルダーに対してリリースされます。

これまでのプロジェクトを見ていると、BAYCでない限り、これを成功させる確率は高くはありません。

一方、C-01のようにフィジカルとデジタルの相乗効果を狙ったプロジェクトは数多くあります。

しかし、これも成功したとは言えません。つまり、多くの人が挑戦してきましたが、成功した例はほとんどないのです。

ナイキやアディダスなど、アパレルブランドがNFTの領域に関心を持っていることを考えると、大きな可能性を秘めたチャンスがあることは間違いないでしょう。

NFT市場は新興市場であり、活用できる領域は数多くあります。しかし、問題は、誰がそれを一番うまくやるのか、ということです。

そこでアメリカン・イーグルの登場です。

※アメリカン・イーグルとは?

American Eagle Outfitters、通称アメリカンイーグルは、1977年に設立されたアメリカのライフスタイル、衣料、アクセサリーの小売業者です。大学生や高校生の男女をターゲットにしていますが、大人も着用しています。アメリカン・イーグルがNFTのファッションをリードする有力候補である理由は何なのか、疑問に思われるかもしれません。しかし実際にアメリカン・イーグルの現在の純資産は20億ドルで、昨年の2021年には60億ドルを超える純資産を達成しました。

6月20日、アメリカン・イーグルはTwitterで、「コミュニティ主導のNFTコレクションのうちお気に入りの4つのコレクションと提携し、NFTアパレルショップを作る」と発表しました。

当然ながら、NFTマニアのファッショニスタはこの限定ドロップに大喜びです。

NFTの4つのコレクションとは、Little Lemon Friends、WonderPals、Starchatchers、The Littlesであります。

Little Lemon Friends

WonderPals

Starchatchers

The Littles

これらのプロジェクトのアートのスタイルは、ご覧の通り、キュートでカートゥーン的です。このようなアートは、子供の頃にアニメを見ていた人は多かれ少なかれ誰にでも親しみやすいので、大衆にアピールすることができるのです。

アメリカン・イーグルでは現在Tシャツとパーカーをウェブサイトで販売しています。

価格は24.95ドルと49.95ドルで、今の時代にはとても控えめでリーズナブルだと思います。

この4つのプロジェクトのNFTを持つ人たちは、自分たちのコミュニティのイメージを現実の世界で体現する機会が出来たことになりますのでもちろん嬉しいと思いますが、はたしてこれはコミュニティ外でも流行るのか?

それは、いずれ分かることでしょう。